SAKhsのブログ

サキの妄言の塊

パッチ10.2のナーフについて

はい、皆さま性懲りも無く出てきましたサキです


今回は次回ナーフによってどんな影響があるかを少し考えてみたいなと思います

あくまで個人的意見で綴る事となります事を最初に記しておきますね


今回ナーフされるのは4枚のカードです

この4枚のカードはいずれも強力無比と言わざるを得ないパワーのカードでしたが、この度運営のメスが入ることとなりました

では1枚ずつ見ていきましょう


まず1枚め  「ボーンメア」のカードです

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「ボーンメア」はマナが7から8へと引き上げられました

「ボーンメア」は効果で盤面のミニオンに4/4のスタッツと挑発を付与する強力なバフ効果を保持するミニオンで、テンポ系統のデッキには必ずと言っていいほど入っています

それはそうですよね、こいつの効果を加味すれば、コイツの持つ数字は7マナ9/9挑発と言う事になるのですから

「コアハウンド」もビックリです

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そんな「ボーンメア」が8マナになるとどうなるかという話ですが

8マナ9/9挑発でも数値的にはまだ強力な部類に入ると思いますが7ターンめのテンポを失うというのは若干勝手が変わってきます

というのも現在このカードが採用されているデッキタイプでは他に有用な7マナのカードというものがほとんど存在しません、7マナのカードというのは存外尖った性能のものが多く投げるタイミングが際どいカードが多いのです

似たような動きが可能なのは「ドンハンチョー」くらいなもので、手軽に投げられる実践レベルのカードは他には「キュレーター」くらいしかありません


他にも後述しますが、今回のナーフを掻い潜ったウォーロックは今後使用率が上がると思われ、ウォーロックには言わずと知れた「捻れし冥界」のカードがあり、「冥界」のカードもナーフ後「ボーンメア」と同じ8マナです、つまり使用率の高いウォーロックには回答ができてしまうと言うわけですね

それでもやはりカード自体は強力です

このナーフ後数がどこまで減るかというのは正直未知数ですね


またこのカードは闘技場でも強力なカードでした

闘技場ではこのカードを取れてるか取れていないかでデッキパワーに差が出るとまで言われるほど評価の高い1枚となっています

それだけに闘技場の中ではこのナーフではまだまだ使える、強いカードであるという評価に落ち着くのではないかなと言うのが個人的意見ですねもちろん重くなるので考える必要は出ると思いますが……


 2枚目は皆さまご存知「回廊漁り蟲」です

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「やっぱりお前は来たか」と私は口から漏れました、それくらい多くの人がこのカードのナーフを予測していたのではないでしょうか

今更説明は不要、というレベルで現在このカードは多くのデッキに採用されています

皆さんもランクマッチに潜っていれば自然と目にしているはず……

それもそのはずアグロにはもちろん一部のミッドレンジ、コントロールにさえ採用されている場合のある汎用性のバケモノです

お互いのミニオンが死ぬたびに自身のコストを下げ、多くの場合1マナ5/5、0マナ5/5で登場します

先ほど触れた「ボーンメア」と7マナ目に同時に出すだけで9/9の挑発として盤面に君臨したり、パラディンの「動員」やドルイドの「動き回るマナ」などの大量展開を返された直後に0マナで再展開を可能にする、ハンターやドルイドでは獣の種族シナジーを発揮するなど、その使用法は多岐に渡り、ゲームの最初にコイツを手札に持っているかいないかで勝敗に関わる程の差が生まれると言われています


そんな「蟲」は攻撃力が5から2へと大きく下がりました

正直コレは痛いナーフだと思います、3点もの打点を奪われたこいつはミッドレンジやコントロール系に入れるにはあまりに貧相なスタッツとなってしまいました

もちろん0マナまで下がれば2/5というスタッツは十分使用可能クラスですが、プリーストのミニオン翡翠のゴーレム全般に遅れを取るのは大きなダメージなのではと思います

また2/5というスタッツにマリガンキープする価値があるのかどうか、これにも疑問が残るところではあります

シャーマンの進化に巻き込む等、まだまだ使用可能な場があるのも間違いないカードではありますが評価は落ちそうですね



3枚目、これは意外「海賊パッチーズ」です

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彼は「突撃」の文字を奪われました

つまりデッキから出てきてもそのままダメージには変わらず、その上手札に来たら1マナ1/1という0マナクラスのスタッツの文字通りゴミと化す訳です

彼はガゼッツァン環境からアグロの前線に立ち続けたミニオンです、つまり今春にスタン落ちします

そんな彼がこのタイミングで致命的な手を加えられるのは正直意外でした

確かに未だにほぼ全てのアグロデッキに投入され、「南海の船長」の召喚から場に出て2/2のスタッツの突撃として使われる姿をよく見て来ましたが、まさかナーフされ突撃を奪われるとは……

コレは他のカードのインパクトが強すぎるせいで私の感覚が鈍っているのか、それとも本当にやりすぎの謎ナーフなのか、私にはもう判別しかねます

恐らくワイルド環境で使って欲しくないとかそういう事なのかなとは思いますが……


とにかくスタンではまだデッキから出るという点で圧縮には役立ちますが、手札に来るリスクと他の海賊共々スタッツが低い事から環境から消えてしまう可能性が今回のナーフされたカードの中だとダントツに高く感じます

仮に消えてしまうのなら、ここまで常にアグロの前線を支えてきた彼に一言「お疲れ様」と言って、他のカードより少し早く眠りにつかせてあげましょう



最後の4枚目、「縛鎖のラザ」です


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コイツも環境での嫌われ者でしたね

ナーフの内容はヒロパのコストを0から1へと上げるというものでした

このカードも説明不要と言われるほど強力なカードで、今回のシーズン最も凶悪な力を振りかざしているラザカスハイランダープリーストのキーカードです

主にコイツで0マナになった「DKアンドゥイン」のヒロパとヒロパの火力を倍にする「預言者ヴェレン」の組み合わせで発生する果てしないスーパーバーストに使用されます


※以下()内マナ数


ヒロパ2点(0)→ヴェレン召喚(7)→ヒロパ4点(0)→思念撃破10点(2)→ヒロパ4点(0)


と言った9マナ20点バースト


ヒロパ2点(0)→ヴェレン召喚(7)→ヒロパ4点(0)→高熱のエレメンタル召喚(2)→ヒロパ4点(0)→思念撃破10点(1)→ヒロパ4点(0)→聖なる一撃4点(0)→ヒロパ4点(0)


と言った10マナ32点バースト、さらに「回復の輪」や「沈黙」「高熱のエレメンタル」出現時の1マナ呪文の枚数×4点分ずつ点数の上がる凶悪なバースト能力に必要不可欠なパーツでした


これが1マナ上がると、どうなるか

それは先ほど解説したヴェレンバーストのマナの数字を見ていただければ一目瞭然だと思います

あのコンボは0マナのヒロパの回数を増やし点をカサ増ししていく戦術でしたが、それにマナが必要となると上記のバーストは機能しなくなります

その点でこのナーフは大きくラザカスのデッキパワーを下げる事となるでしょう

これによってこのデッキが消えていくのかどうかにも注目していきたいですね



以上がナーフされるカード達です

これらのカードが弱体化された場合どうなるかというのはまだ不確定ですが、今回のナーフにほぼ引っかからなかった、コントロールウォーロック翡翠ドルイドはデッキパワーが落ちず「蟲」や「ボーンメア」を採用していたデッキのパワーが落ちる事で結果的に彼らのパワーが浮き彫りになるかなと言った印象です

そしてコレも引っかからなかった「性悪な召喚師」系のデッキもまたコントロールウォーロック翡翠と闘えるという事で数が増えそうです

逆にアグロ系は、予測されていた「蟲」や「ボーンメア」だけでなく「パッチーズ」まで失う事で勢いを落としそうと言ったところ


ですがコレはあくまで予測の話

有志の手により新たなデッキが開発され、メタが回り続けるのもまたハースの1つの魅力だと私は思っています

良くも悪くも予想を裏切るのがカードゲームの良いところであるはずなので、今後がどうなるか非常に楽しみな改定と言えるのではないでしょうか

とにかくこのパッチ適用は1月30日現在、「来月」との事なので、その間に失ったもの、持ち上げられたもの、それぞれしっかり考えるべき事は考えておいた方が良いことだけは確かです



それではここまでのご静聴ありがとうございました

また次回の機会があればお会いしましょう