SAKhsのブログ

サキの妄言の塊

HS エレメンタルについて (構築とプレイング編)

こんばんは、サキです


長かったエレメンタルの紹介ですが、今回はいよいよラスト、エレメンタルを使用したデッキ構築とプレイングについて語りたいと思います

まず最初にサンプルとしてのレシピを用意しました

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ファイアフライ2

メイルシュトローム2

炎の舌のトーテム2

翡翠の爪2

退化1

タール・クリーパ2

呪術2

温泉の守護者2

スペル・ブレイカー1

翡翠の稲妻2

翡翠の精霊2

カリモスの下僕2

血の渇き1

アヤ・ブラックポー

ファイア・エレメンタル2

ブレイズコーラー2

原始王カリモス様

風王アラキア様


これは実際に私が初めてレジェンドに到達した際に使用していたエレメンタルデッキとほぼ同じものです、違う点はトルヴィアのストーンシェイパー2枚が翡翠の精霊となっている所です、当時は翡翠の精霊はエレメンタルではなかったのでストーンシェイパーだったのですが、めでたく翡翠の精霊がエレメンタルとなったので精霊とストーンシェイパーを入れ替えたものです


勝率は驚異の8割弱でした、かつて猛威を振るっていたクエストローグにぶん回されたら勝てないが他のデッキには基本的に不利はつかず、高速で勝負を決めに来るアグロにはほぼ負けないといったところです


一般的なシャーマンの構築としては『ブラッドセイルの海賊』で起動させる『海賊パッチーズ』や『原始フィンのトーテム』『マナの潮のトーテム』とシナジーのある『地底よりのもの』や彼を発見できる『ストーンヒルの守護者』なんかが入っているのですが、今回の構築には入っていません


まず海賊の動きですが上級のエレメンタルを使用して闘うコントロール系のデッキなので、序盤から攻める必要はなく、パッチーズを凌ぎに使う際の一点は爪でもメイルシュトロームでも発生させることができ、何よりそんなことのためにデッキの枠を割くのはあまりに勿体無かったのです、これらの理由から小型のミニオンを展開する『原始フィントーテム』も『地底よりのもの』も採用していません、重めに組んだ、ということです

『マナの潮のトーテム』は最初は使用していたのですが、序盤のテンポロスを起こさないために採用は見送っています、これによって引き起こされると思われたリソース不足は実は起きづらく、このデッキは1ターンに1枚ずつしかカードを出さない計算なので、通常のドローと『カリモスの下僕』でなんとかなってしまいました

『ストーンヒルの守護者』は確かに強いカードなのですが、以上の理由からトーテムの採用も抑えられているので『地底よりのもの』を選ぶ利点が減っており、デッキに挑発は多めに投入されているので、適当な挑発を取る必要もこのデッキでは薄く、ストーンヒルの当たりは実質『白眼』のみになってしまいます、それではあまりに安定しないという事で彼も採用は見送られました


以上の観点からできたこのデッキですが、このデッキの強みは序盤の凌ぐ力、中盤の攻める力、終盤の削り取る力、これらが考えられます

まず『退化+メイルシュトローム』『翡翠の爪』『タール・クリーパー』『温泉の守護者』、『ファイアフライ+炎の舌』と4マナ以下は凌ぐカードで構成されています、これらのカードを駆使して戦った場合アグロにはまず負けません、海賊やアグロドルイド、アグロタイプのマーロックパラディンと言った早めのデッキは勝率9割強、事故らなければ負けることはまずありませんでした

次に4〜6マナのカードですが、ここからこのデッキは攻めに転じていきます

翡翠の精霊や稲妻、『アヤ・ブラックポー』を使用した翡翠戦術、『ファイア・エレメンタル』の雄叫びで基本的に1枚で2枚以上のアドバンテージを取っていきます、この時『カリモスの下僕』からカリモス様やアラキア様のような強力なエレメンタルが引っ張ってこれれば上出来ですが、選択肢が弱かった時こそ、自暴自棄にならず先のことを考えて選択してみてください、例え『マグマレイジャー』でも活躍のチャンスが必ずあるのがハースストーンです


そして中盤で盤面を取った後は最上級エレメンタルのターンです

カリモス様やアラキア様、『ブレイズコーラー』は単体で物凄い火力があります、『リロイ・ジェンキンス』がたくさん入ってるような感覚ですかね、彼らの火力を使って敵を焼き払い、ガンガン敵のヒーローの顔を詰めてやりましょう、ここまでこられたら例え相手が『ティリオン・フォードリング』を出そうが『巨人』シリーズを出してこようが、なんなら『竜王デスウィング』ですらミニオンで倒せる筈です、彼らのパワーに酔いしれてください


またエレメンタルはテンポデッキなので、テンポを無視して現れる爆発力の高いカードにヤられる事があります、『獰猛なヒナ』『エドウィン・ヴァンクリーフ』『沈黙レイザーリーフ』『海の巨人』『剣竜騎乗』あたりのカードですね、また1枚で2枚以上取るべきカードが1対1交換しかさせてくれない相手、『死体花シェラジン』『ケーアン・ブラッドフーフ』と言った敵もあまり都合のいい相手ではありません、こういうカードに対抗するために、究極の回答カード『呪術』は2枚入っています、剣竜騎乗相手には『スペルブレイカー』でも十分ですし、『退化』もありますからね

また翡翠ドルイドや、クエストウォリアー、ンゾス系のような最遅デッキのペースに持っていかれないように『血の渇き』も採用しております

このデッキは横にたくさん並ぶタイプのデッキではありませんが2.3体の時に打っても十分過ぎるパワーと化します

例えば温泉の守護者、翡翠の精霊、2.2の翡翠ゴーレム、と盤面に並べられた場合渇きを打てば15点のダメージを与えられます、中盤で相手のライフを半分削れば終盤のエレメンタルの火力で焼き殺しやすくなるので、例え相手を一撃で葬らなくても、例のように渇きを打つのは重要なプレイングですね

また、このデッキはカリモス様の地の加護とのワンショットコンボも内蔵しており、それについては前のカリモス様の紹介を参考にしていただければなと思います


とりあえず私の研究したエレメンタルについては以上です、このデッキを組む上で気をつけたのは『エレメンタルを生かす』事と『勝つ』というコンセプトです

エレメンタルはしっかりテンポ通りプレイすればあらゆる状況で戦う事ができるのですが、テンポ通り1ターンに1枚しかカードを出さないと枚数の差で押されてしまいます、それを解消するため2枚以上のアドバンテージを見込める翡翠にエレメンタルシナジーの合間を埋める形で入ってもらい、盤面で行われる戦闘を任せ、効果火力戦ではエレメンタルのパワーで押すといった、どちらの観点でも攻撃的な行動に移行しやすいデッキを目指しました

とはいえ、このデッキはありとあらゆる状況で勝利をもぎ取るために『退化』や『スペルブレイカー』や『血の渇き』などのカードが採用されていますが、ここは自由枠

『マナの潮』でドローするもよし、『ストーンシェイパー』でアグロを撲滅するもよし、『退化』や『渇き』を増やしたりするも良しです、あくまでサンプルですからね

ちなみに私がオススメする改造案は、『渇き』を抜いて『エリーズ』を入れるンゾスやドラゴンプリーストを意識したリソースタイプや、翡翠を意識した『ドッペル・ギャングスター』プラス『進化』を入れたドッペル進化ギミックを搭載した爆発力重視のタイプなど派生は多岐に渡りますので自由にカスタマイズしてあげてください

エレメンタルのパワーと汎用性はハースストーン随一を誇ると思います、新たな環境でどうなるかは全くの未知ですが、それでもこの4ヶ月間は私個人をエレメンタルこそ最強の生命体だったと心からそう思わせてくれた最高の仲間たちです

そんな彼等も気が向いたら皆様も使ってあげてください、きっと万のエレメンタルの内なる力をその身で体感できると思いますよ


それではここまでのお付き合いありがとうございました、次回、凍てつく玉座にてお会いしましょう

ご静聴ありがとうございました